転職の時代‐20代の場合
「人生、転職に始まり、転職に終わる。」
価値観が多様化した現代を端的に象徴している言葉として、このような言い方ができるのではないでしょうか。よいことは何で、何が悪いことという善悪の指標が理屈抜きで決まっていた時代には、自分の生き方もよいか悪いかという二者択一の判断だけで終わりでした。
そして、よい生き方に価値があると思えば、迷わずそちらの方向に進めばよかったし、他方、悪に染まることに価値を認めれば一生ワルで通せば良かったのです。
価値観の多様化した現代社会においては、善悪の指標さえ曖昧模糊となり、自分の生き方に自信の持てない20代の若者が増えています。「転職に始まり」という冒頭に上げた言葉の前半は、自分の目的意識やキャリアアップへの憧れからでなく、漠然とした気持ちの流れで職を変えてしまう20代第二新卒の動きを表しています。自信もないが不安もない生き方の始まりは、言動にも現れてきます。20代において必要なことは次の代にステップアップする熱意です。熱意が期待を生み、期待が成長を、そして前進、発展を呼び込んできます。知識、キャリアの少ない20代は、20代だからこそ描ける企業人としてのビジョンを持った上で転職に臨むことが期待されます。
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