転職‐平凡年収の下落
転職支援サイトのデューダによれば、登録している10万人のデータ25歳から39歳までの転職の平凡年収は前年より20万円弱減り、400万円半ばになったという。景気の低迷が原因で、ファンドマネージャーやアナリストなどの運用会社や不動産業を始めとする幅広い業種でこの現象は起こっています。
職種別年収をみてみましょう。投資銀行業務では35万円ほどの年収アップで800万円を超えました。これは、2008年夏から続いている金融不安の中、外資系金融機関からの転職を希望する高給者が平凡年収を上昇させる結果となったとみることができます。
逆に、運用会社では90万円近く減少して、年収が600万円の半ばまで落ちています。経営企画・事業企画では若干の減少で、年収は600万円強。不動産専門職では、40万円減の540万円程度に落ちています。株価の全世界な下落傾向と不動産価格の下落から、これらを専門に扱う業種の地盤沈下が特に大きいといえそうです。
自分を前職で磨き、ポジティブな転職を目指した結果が、年収の減少とは、まさしく転職全般が氷河期に入ってきたとみられる証拠でしょう。
ここにおいて、転職が難しいという表現には2つの意味があることが分かります。1つは、採用されにくくなっているという通常の意味と、もう1つは、転職先で年収が減少することから転職の士気を低めてしまい、転職に踏み切れなくなる、ということです。
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